創業から60年を迎えるアルパインスターズの進化

2025年4月28日

多くのライディングギアが群雄割拠する日本市場。「安全かつ機能的、しかもファッショナブルに」という、ユーザーの高い要求に本当の意味で応えられるブランドは多くはない。アルパインスターズは、創業から60年を迎えた現在においても、全てのブランドとライダーの指標であり続ける特別な存在だ。

2025年3月28日(金)~3月30日に開催された、第52回東京モーターサイクルショーは、例年以上の盛り上がりを見せた。
開催期間の土曜日が悪天候に見舞われたが、総来場者数は11万8千人を超え、前年を上回った。総出展者数180、出展車両584台という大規模イベントの中で存在感を放っていたのが、アルパインスターズのブースである。ファッションショーを彷彿させるランウェイステージを展開し、他のアパレルブランドと一線を画する演出は、来場者の熱い視線を集めた。

1963年創業の老舗のイタリアンブランド、アルパインスターズ。変わりゆくモータリゼーションの中で、現在でも世界中のライダー・ドライバーにトップブランドとして認知されている。

アルパインスターズが生み出す革新の製品。その源にR&D 1とR&D 2という2つの開発施設の存在がある。R&D 1は世界最高峰のMotoGP、F1、NASCAR、WRC、AMAスーパークロス、MXGPなど、トップカテゴリーに向けたレーシングギアを研究・開発。アルパインスターズを身に着けたアスリートの活躍こそが、トップブランドたる現在の地位を確固たるものとした。

R&D 2は一般ライダー向けのアパレル、ヘルメット、プロテクションギアの開発拠点。最新の試験設備を活用し、国際基準を超える高品質を追求。一般ユーザーに想定される、どんなに過酷な環境下でも、高性能を維持・発揮できる製品がここで開発されている。

R&D1の過酷なレース環境における技術が、R&D 2の製品に昇華され、一般ライダーがその恩恵を受けている代表的な商品がある。それがTECH-AIRエアバックシステムである。MotoGPで培われたエアバッグ技術を、一般ライダー向けに展開。独自のクラッシュ検出アルゴリズムと快適性を両立させた20年の歳月を費やした革新商品である。レーシングユースの技術を公道走行に普及させることは、全世界のライダーの安全性、安全意識をワンランク上の領域に押し上げるという、同社の強い思いが込められている。

そして新たに注目したいのがURBAN CONTEMPORARYと名付けられたブランド展開。主にアーバンライディングを楽しむライダーに向けたカテゴリー。レースで実証された安全性と機能性をリデザインし、日常使用における、モーターサイクルとの融合がコンセプトである。これまでレーシングイメージを抱いていたエンドユーザーが、アルパインスターズの機能と新たなデザインを街中で体感できるという。

現在のライディングギアはライダーの多様化によって、各社のデザインもまさに多種多様。しかし「モーターサイクルに乗る衣料」という前提がある以上、一般ファッションとは一線を引かなければならない。安価な商品が流通する中で、エンドユーザーに「確かな安全と機能性」を提供することは2輪業界全体で取り組んでいくべき課題であろう。
創業60年の確固たる伝統、アルパインスターズ製品のクオリティが、それを我々に教えてくれている。

RACING SPORT
パフォーマンスを最大限引き出せるポテンシャルを持ちながらライディングギアに欠かせない安全性も追求

RSRV(リザーブ)
新たに生まれた同ブランドのハイラインシリーズ
ライディングを芸術の域まで昇華させるハイエンドカテゴリー
機能性だけでなく、洗練されたデザインや上質な素材の選定にもこだわり、ライダーの美学を表現。モーターサイクルとアートが融合した全く新しいカテゴリ
(日本未発売)

安全の究極
TECH-AIR AIRBAG TECHNOLOGY
ライダーの安全性を次のレベルへと
押し上げる革新的な技術。
どのカテゴリーのライダーにも対応できる

[お問い合わせ]
岡田商事株式会社
https://www.okada-ridemoto.com/

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