モデル、タレントとして活躍する采女華さん。自動車業界を盛り上げるために、Booyahを立ち上げた。発刊までの経緯や、今後の活動について伺ってみた。
様々なイベントや二輪雑誌で活躍中の采女華さん。モデル、タレントとして様々なメディアで活躍している。プライベートでも大型バイクを乗りこなすリアルライダー。この度自身が編集人を務めるフリーペーパー、「Booyah」(ブーヤ)の実質4冊目のVol.3が発行された。マルチプレーヤーとして活躍する彼女のエネルギーの源と、バイクへの想いとは一体…? 本人に聞いてみよう。
なぜ、雑誌ではなくフリーペーパーという形式を選んだのですか?
「スタートはクラウドファンディングの企画で、『雑誌を作る』のが目的でした。でも設定された目標額では雑誌製作は難しくて…。出版社の方には書籍や既存の雑誌の付録のご提案を頂きました。でも『免許がなくても楽しめる』をコンセプトの1つとしていたので、それでは新規の層には届かないだろう、と。フリーペーパーなら、誰でも手に取れるし、拡散力も高い。コミュニケーションツールになるかもしれない。私は事務所に入ってないから名刺代わりにもなる(笑)。いいことしかない、採用! となりました」
実際は0号も含めてこれで4作目になる訳ですが、苦労した点はありますか?もしくは反対に楽しいことは?
「企画や日程の調整、原稿書き、事務作業、毎回とても苦しいです(笑)。でも愉快な編集チームで、ヒーヒー言いながら製作するのは、楽しくもあります。モノ創りの大変さ=楽しさですね。Booyahに興味を持ってくれる人、関ってくれる人、応援してくれる人、配布してくれる人や場所が増えて、采女華=Booyahみたいになってきているのも嬉しい。以外なカタチでご縁が繋がるのがとても楽しいんです」
過去のレースクイーン時代も入れるとこの世界に関わり始めて既に7年。最近何かご自身の心境、環境の変化はありますか?
「自分が好きだった乗り物の世界で、最初はただの『お人形』でした。でも最近は「釆女華」として扱われるようになりました。このBooyahを創り始めてから、名前を持つひとりの人間として扱われるようになったなぁって感じてます。(笑)」
今後、日本のモーターリゼーション(乗り物文化)にどんなことを期待していますか?
「…悩みます。個人的には免許取得や乗り物を操ることは当たり前。サーキットやイベントはディズニーランドと同じ感覚。ファッションの一部としてもちゃんと位置付けられて…。以前はそんな風に思っていましたが、経済的な問題だったり、交通事故で亡くなってしまったり。ネガティブなことも知ってしまうと、無責任に勧められない。でも、操るリアル、充実感はバーチャルでは絶対味わえない。『事故らず死なない』を大前提に、性別や年齢問わずに乗り物に興味を持つきっかけ創りをBooyahでしていきたいです」
華さんの高校時代の愛車はフュージョン、現在はトライアンフとエイプ、アドレスをお持ちとのことですが、華さんの思う「良いオートバイ」とはどんなモデルですか?
「スペックよりも、ポジションがしっくりきて見た目も好ましいコ、ですかね。大型バイクには乗っていますが、まだまだ腕が伴っていません。400クラスは新旧問わずに精度が高く、扱い易くって魅かれています。でもやっぱり『見栄』って女にもありますから…。良いバイクは沢山ありますが、自分の愛車選びは難しいです。結局、自分が選んだバイクが一番良いバイクってことですよね」
これからの采女華はどんな方向へ向かって走っていくのですか?
「バイクに乗って、知識も兼ね備えて、言葉にも文章にも出来る、表にも出れるし。裏方にも回れる。どのジャンルの専門にもならず、6輪(バイク+クルマ)で出来ること、創れる世界をどんどん増やしていきたいです。そのためにはまだ行き先をハッキリとは決めないで、なんとなくの方向へ、全力で走りたいと思っています」
もしかしたら二輪業界はとんでもない逸材を手に入れたのかも。ただ美しいだけではない、彼女の今後に大きな期待を抱かずにはいられない。
[Booyah情報]
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